株式会社マントク

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屋根の棟板金の取替え・交換について

棟板金(むねばんきん)は、屋根の最上部に取り付けられている金属製の部材で、屋根の形状による隙間を覆い、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たしています。棟板金が劣化すると、雨漏りや建物内部の腐食などの原因となるため、定期的な点検と必要に応じた交換が求められます。

棟板金の劣化のサイン

  • 固定している釘やビスが浮いている、または抜けている
  • 板金が剥がれている、またはズレている
  • 板金にサビや腐食が見られる
  • 屋根の隙間から雨漏り跡が確認できる

これらの症状が見られる場合、早めの点検・修理が必要です。

棟板金の取替え・交換の流れ

  1. 現地調査: 屋根全体の状態や棟板金の劣化具合を確認します。
  2. 古い棟板金の撤去: 劣化した棟板金を慎重に取り外します。
  3. 下地の確認と補修: 板金の下にある貫板(ぬきいた)の腐食や劣化があれば修理・交換します。
  4. 新しい棟板金の取り付け: 新しい棟板金を設置し、専用の釘やビスでしっかり固定します。
  5. 仕上げと最終確認: 完成後、全体を点検し施工ミスや不具合がないか確認します。

棟板金交換の注意点

以下の点に注意することで、より安全かつ長持ちする施工が可能です。

  • 専門業者への依頼: 高所作業が伴うため、無理をせず専門業者に依頼することをお勧めします。
  • 定期的な点検: 棟板金だけでなく屋根全体を定期的に点検することで、早期に異常を発見できます。
  • 質の良い材料の選定: 耐久性の高い材料を使用することで、次回の交換までの期間を延ばすことができます。

費用の目安

棟板金交換の費用は以下の要素によって変わります。

  • 交換する棟板金の長さ
  • 屋根の形状や勾配
  • 下地(貫板)の修理の有無

一般的には、5~15万円程度が目安ですが、詳細な見積もりは現地調査後にご提示する形となります。

まとめ

棟板金は、屋根の防水性能を維持するために重要な部材です。目に見える異常がなくても、経年劣化は避けられませんので、定期的な点検と必要に応じた交換を行いましょう。安全性や施工の確実性を考慮し、専門業者に依頼することをおすすめします。