株式会社マントク

TEL:050-5538-2898(AM9:00〜PM6:00)

塗膜防水とは

塗膜防水とは、防水材を液体状に塗布して防水層を形成する工法です。液状の防水材を建物の表面に塗り広げることで、水が建物内部に浸入するのを防ぎます。特に屋上やバルコニーなど、形状が複雑な場所でも使用でき、柔軟性と密着性に優れた防水方法です。

塗膜防水の特徴

形状に合わせやすい

塗膜防水は液体の防水材を使用するため、凹凸のある面や複雑な形状の箇所でもムラなく施工が可能です。建物全体をしっかりとカバーできるため、防水効果を最大限に引き出せます。

優れた密着性と柔軟性

塗膜防水は建物表面に密着しやすく、長期間安定した防水層を作り出せます。また、柔軟性があるため、温度変化による収縮や建物の動きにも対応でき、ひび割れが起きにくい点が特徴です。

塗膜防水の種類

ウレタン塗膜防水

ウレタン塗膜防水は、弾力性が高く耐久性にも優れた工法です。液状のウレタン樹脂を使って、防水層を隙間なく形成するため、複雑な形状にも適応します。特に屋上やベランダで使用されることが多いです。

FRP塗膜防水

FRP塗膜防水は、ガラス繊維を含んだ樹脂を用いることで強度と耐久性を高めた工法です。水や薬品に対しても高い耐性があり、プールや水槽などの特殊な環境にも適しています。

塗膜防水の施工手順

下地処理

施工箇所の表面を清掃し、ひび割れや欠損部分を補修して平滑にします。この下地処理をきちんと行うことで、塗膜の密着性が向上し、防水効果が十分に発揮されます。

プライマーの塗布

下地と防水材の密着を高めるために、プライマーという接着剤を塗布します。プライマーによって防水層が剥がれにくくなり、耐久性が向上します。

防水材の塗布

防水材を均一に塗り広げ、十分な厚さの防水層を形成します。塗膜防水は層が厚いほど防水効果が高まるため、重ね塗りを行うこともあります。

乾燥と養生

防水材を塗布した後は、しっかりと乾燥させ、硬化するまで養生します。十分な乾燥時間を設けることで、耐久性が高い防水層が完成します。

塗膜防水のメリット

施工が簡単でコストが抑えられる

塗膜防水は、液状の防水材を塗布するだけで施工が完了するため、作業時間が短く、コストも比較的抑えられる点がメリットです。

メンテナンスが容易

経年劣化やひび割れが発生した場合でも、部分的に補修が可能です。特にひび割れや小さな損傷は簡単に補修できるため、維持管理がしやすい工法です。

塗膜防水の注意点

塗膜防水は施工後に十分な乾燥時間が必要で、湿度が高い日や雨天時には施工が難しいことがあります。また、定期的なメンテナンスを行わないと劣化が進みやすくなるため、長期的な管理が重要です。

塗膜防水が適した場所

屋上やバルコニー

雨水が直接かかる屋上やバルコニーは、塗膜防水に適した場所です。塗膜防水の高い密着性と柔軟性が、これらの場所の防水性を保ち、長期間の防水効果を発揮します。

ベランダや外階段

塗膜防水は頻繁に使用されるベランダや外階段にも適しています。これらの場所で発生しやすい摩耗にも強く、耐久性を維持しやすい点が利点です。